4月13日(月)校長挨拶

公開日
2020/04/13
更新日
2020/04/13

お知らせ

 みなさん、おはようございます。校長の銭本です。
 昨日は、雨風が強い中、多くの保護者の方が教科書などを取りに来てくださいました。みなさんは、そのご苦労に応え学習してほしいと思います。
 教科書やプリントをつかって、学校で授業するはずだった内容を学習してください。「よくわからない」「どうすればいいかわからない」ことがあると思います。そういう時は学校に電話をください。「〇年▽組の◇◇です。●●先生をお願いします。」とはっきりと言ってください。そうすれば、担任の先生とお話ができます。学習以外にも困ったことがあれば、電話をしてください。

 今日は、月曜日。名前について講話をします。
 アマゾンのジャングルを、レヴィ=ストロースという探検家が村の人と旅をしていました。
 赤い大きな、そして美しい花を探検家は見つけました。とっても美しい花だったので、探検家は村の人に「あのきれいな花の名前は何ですか?」とたずねました。村の人たちはにやにやしているだけで、誰も花の名前を答えてくれません。探検家はいじわるをされていると思い、もう一度、今度は少しおこった口調で「あのきれいな花の名前は何ですか?」とたずねました。そうすると、村の長老が笑いながらこう言いました。「食べることができない花に名前なんてないよ」と。
 この時、レヴィ=ストロースという探検家ははっと思います。「人間は値打ちのあるものにしか名前を付けないのか」と。「野生の思考」という本の中にあるエピソードです。
 みなさんが誕生して始めてもらうプレゼント、それは名前です。みなさんは値打ちのある、そしてかけがえのない人として誕生してきました。お父さん、お母さん、お家の人、親戚の人がいろいろ考えてプレゼントされたもの。それが皆さんの名前です。名前を大切にしてください。お家の人の時間があれば、名前の由来(なぜ、そういう名前になったか)をたずねてください。
 友達の名前をからかったり、あだ名をつけたりすることが、どれほど大きな罪か。友達だけでなく、友達の両親、お家の人、親戚まで傷つけ、いきどおらせることになることがわかると思います。自分の名前,友達の名前を大切にする人になってください。