校長室より 5月22日(金)

公開日
2020/05/22
更新日
2020/05/22

お知らせ

みなさん、おはようございます。校長の銭本です。
 今日は登校日。登校日はワクワクします。「みなさんがどんな表情で登校してくるのか。どんな学習を求めて登校してくるのか。家で楽しんだことを話してくれるかな。」というようなことを考えながら正門で迎えています。中には、先生から渡された課題が難しくてちょっと困った顔をして登校する人がいるかもしれませんが、心配しなくていいですよ。

 今日は「難しい学習」「やり方や解き方がわからない問題」にであったときにどのような態度をとればいいかをお話しします。
 「先生、こんな難しい問題わからん。なんでこんな難しい勉強をせんとあかんの。」と不満を言いたくなる場合があります。これは一番アウトなふるまいです。
 「努力をする人は希望を語り、怠ける人は不満を語る」という名言があります。不満を言うことは「わたしは怠けています」ということを大っぴらにしているのと同じです。「今はやり方がわからないけれど、できるようになりたい。」という希望を語ってください。そう語ることで、皆さんがすべき努力が見えてくるはずです。同時に友達や先生という応援隊が現れるはずです。
 「こんな問題、わたしには難しすぎるわ。もう少し、簡単な問題にしてほしいわ。」と学習内容に講釈をしたくなる場合があります。これもアウトなふるまいです。
 「有能な者は行動するが無能なものは講釈ばかりする」という名言があります。学習に対して講釈する態度は「わたしは無能です」ということを語っていることと同じです。「先生、わたしはこんな風に問題を考えました。ここからわからなくなってしまいました。どのようにこれから解いていけばいいですか。」と自らが学習したこと、つまり行動したことを語ってください。そうすることで、問題が最後まで解けるよう応援する人が現れるでしょう。そして、みなさんの考えのよいところを見つけ出してくれる友達や先生が現れると思います。

 私は漫画「スラムダンク」の愛読者ですが、登場人物の安西先生が言っています。
 「最後まで希望をすてちゃいかん。あきらめたら そこで 試合終了だよ。」
 この言葉によって主人公三井は試合をあきらめずに最後まで全力を尽くし優勝します。そして、MVPに選ばれます。「希望をもって行動すること」を期待します。