学校日記

校長室の窓vol200「中泉尾のちょっといい話 その1」〜5年生の社会見学〜

公開日
2025/11/21
更新日
2025/11/21

「校長室の窓」

 今回の校長室の窓は、「校長室の窓」の配信200回を記念して、「中泉尾のちょっといい話」をシリーズでお伝えします。まずは、5年生の社会見学での出来事について。

 11月6日に、5年生は「大阪市立科学館」と「中之島美術館」に社会見学に行きました。帰りの地下鉄に児童と乗っていると、少し離れたところで、ある児童が年配の2人の男性に、自分の座っている席を譲ろうとしている姿がありました。その後、その2人の男性と5年生の児童と担任の先生が会話している様子が見られました。私には、とても良い雰囲気に見えました。

 学校に戻ってから、ある大阪市立中学校の校長先生から、私にお電話がありました。電話の内容はと言いますと・・・。
 『中泉尾小学校の5年生の児童と地下鉄で一緒になり、席を譲っていただきました。その後、会話をしたのですが、とても礼儀正しく、担任の先生との関係も温かくて素晴らしかった。一緒にいた中学校のPTA会長も、とても感心していました。それを伝えたかったのです。』というものでした。

 謙遜して「いやいや、そんなことはありません。」と言うこともできたかもしれません。けれど、実際にその場面を見ていた私は、「そうなんです。中泉尾の子どもたちはとても礼儀正しくて、教職員の指導と支援も温かいのです。」と返答しました。

 私は、子どもたちに「電車などで、席が空いていれば座ってもいいよ。」と伝えています。そして、「この人は席を座った方いいだろうなと思った人に、席を譲ろうとすることができたら素敵だね。」とも話しています。それが実践できた、とても心の温まる出来事でした。

 5年生の児童の皆さんと先生方のおかげで、中泉尾小学校の素敵な一面を見ることができました。これからも、心が優しくて温かい皆さんでいることを願っています。校長先生は、とても幸せな気もちになりました。ありがとうございました。
                  中泉尾小学校 校長 辻 信行