やさしさが『つながり』を生んでいきます。 〜4年生〜
- 公開日
- 2018/11/09
- 更新日
- 2018/11/09
お知らせ
11月8日(木)
体育の学習はベースボール型ゲームの最終日。
いつも通りの音楽に合わせた体操と、リズムに合わせたランニングにまずは取り組みました。ただ走ると、長い距離になればなるほど歩いてしまいます。でも、音楽のリズムに合わせ、足を動かしていくと、不思議と体が動き続けます。
心肺機能が上がり、自然と体力がついてくる。
しかもぴったりリズムに合わせて体を動かすと気持ちがいいのと実際に少しずつ体力がついてきているのを感じています。
そして、ラストベースボール型ゲーム。
自分たちでチームを決め、取り組んできたゲーム。
「あっち狙ったら点がたくさん入るんちゃう?」
「こっちに飛んできたら、まず、○○さんに渡してから私に回して」
最初はバットに当てるのも難しかったのに。近くから投げてもらったボールを取るのも一苦労だったのに…
いつの間にやら、バットコントロールや守備の連係までレベルアップしています。
『楽しい学習』が「うまくなりたいなぁ」と思う気持ちにつながるのだとみんなを見ていて感じています。
昨日の出来事です。
一人足をけがして登校しました。
ベースボール型ゲームをたのしみにしていた人です。
同じチームの友だちが声をかけます。
「あれ?○○さん、今日、体育どうするの?」
「体操もできへんし、走られへんから見学するわ」
「えっ!走られへんからなら、俺、代わりに走るからやったらええやん。守備もボールのとこにおったらええやん。」
終わった後、にこにこして「楽しかったぁ」と言っていました。
大人が「こうしたら?」というんじゃなくて、「こうしたらできるんじゃないか?」と考え、伝えた言葉。
優しさがつながります。
そんな「あたりまえ」が育っている場面がもう一つ。
5時間目に作品展の絵画作品をピーボードに入れていきました。
名前を書いて入れる紙を配り、つなげていくと…
ふりがなが書いてあります。
「あれ?ふりがな書いてって言ったっけ?」
「ううん。言われてないけど、『みんな』に見てもらいたいから。低学年も見てくれるやろ」
優しい気持ち。育っています。