出前授業
- 公開日
- 2017/02/27
- 更新日
- 2017/02/27
学校日記
4時間目に、あおぞら財団から栗本様と岡崎様にお越しいただき「西淀川区の公害」について出前授業をしていただきました。1960頃の西淀川区は大きな工場が吐き出す硫黄酸化物、バイジンや、幹線道路を走る車の排気ガスが原因で、日本有数の公害被害がありました。ひどい日には、昼間でも車がヘッドライトをつける状態でした。公害患者の南竹照代さんは鹿児島で生まれ6歳の頃大和田に引っ越しして来られました。大和田小学校、淀中学校、福島女子高校(現、好文学園女子高校)を卒業して24歳の頃公害被害で亡くなったそうです。
公害被害の体験をされた、岡崎久女さんが実際に体験したお話をしてくださいました。喘息の苦しさがよくわかりました。1978年の西淀川公害裁判の時には、大和田小学校講堂に1,150名の公害被害を受けた方が集まって集会を開いたそうです。
子どもたちから「お友だちも公害被害にあったのですか?」「いつ頃から青い空が戻ってきましたか?」など質問が出ました。
今、このように暮らしているのも、当時の住民の方々が立ち上がったからです。私たちの町の事をよく知る機会となりました。ありがとうございます。