学校日記

全校朝会 校長先生のお話

公開日
2019/10/15
更新日
2019/10/15

お知らせ

 この3連休は色々なことが起こりました。まず、ラグビーワールドカップで日本が悲願の予選突破を果たしました。また、台風19号が長野県から東北にかけてとんでもない洪水災害を引き起こしました。神津小の近くに新淀川が流れています。他人事と思わず、上流で大雨が降ったときにはどうすればいいかを考えておくことも大事だと知らせてくれました。
 先週はノーベル賞のニュースでもちきりでした。今年見事、ノーベル化学賞を受賞した吉野さんは校区にある北野高校出身だそうです。ですから、50年ぐらい前のことですが、吉野さんは3年間、通学で阪急十三駅から新北野地区の道を歩いておられたのではないでしょうか。
 その吉野さんが理科好きになったのは小学4年の時に担任の先生にすすめられて読んだ「ろうそくの科学」という本がきっかけだそうです。
 あまりほめられる話ではないのですが、校長先生が授業中みんなの勉強のようすを見て回っていると、なんと担任の先生のお話を聞かず、こそっと自分の本を読んでいる人がいるんですよ。もちろん本人はいけないことだとわかっているのでしょうが、もうちょっと読みたいと思う気持ちがそうさせているのでしょうね。
 みなさんはこれまで、おうちの人や学校の先生に本を読みなさいと言われることが多いでしょう。人は何のために本を読むのでしょうか。本を読むとどんないいことがあるのでしょうか?ちょっと何人かに尋ねてみましょう。(インタビュー)

 読書する理由は大きく分けてふたつあります。
 ひとつは本を読むこと自体が楽しい、本に書かれていることがおもしろいということですね。もうひとつは、本を読むといままで知らなかったことを知ることができる。新しい知識が身につく、つまり頭がよくなるということではないでしょうか。

 ある学者が次のように言っています。
「人は読んだ本の数だけ、高いところから世界が見えます。そして、読むジャンルが多ければ多いほど、その足場は安定します。つまり、本を読むほどに世界をより広く、より自由に、より遠くまで見ることができるわけです。」

 本を読めば読むほどこんなふうにより高いところから周りの景色を見ることができるということですね。
 では、今から読書カードの取り組みの期間中、たくさんの本を読んだ人の表彰をします。