子ども達に伝えたい 「本を読むたのしさ」 〜校長戦略予算で学級文庫の充実〜
- 公開日
- 2013/11/05
- 更新日
- 2013/11/05
豊里トピックス
今、《読解力》の低下が大きな問題になっています。
「文を読み取る力」がなければ、何が問われているのかを理解することもできず、国語だけでなく、算数や理科など全ての教科に大きな影響が出ます。
しかし、その力は、子ども達の学力だけでなく情操面にも大きな影響を及ぼすことがわかっています。
では「本を読むこと(読書)」の利点は何でしょう。
子ども達は、本によって様々な世界を創造的に体験できます。
行ったことのない国や地域を旅し、過去や未来の時代に生きることができます。
また、この世の中には自分の知らない楽しみや苦しみを知ることで、他者を思いやる心や、命を尊ぶ心が育まれます。
また、本を仲立ちにして、親子がともに考えたり感動を分かちあったりすることによって豊かな情操が育まれます。そして「イメージを構築する力」や「人の話を聞く態度」が養われます。
例えば、「雲が、もくもくとわいてきました」「草が、さわさわとゆれていました」という一文をとっても、子ども達は、「次から次へとわきあがってくる雲の光景」や「草花が優しくなびいている情景」を想像していくことでしょう。
子どもの《 想像 》は、そこから、やがて《 創造 》へと発展していくのです。
本校では、本にふれる機会が増え、豊かな心を育むことができるよう、今年度の「校長戦略予算」で《学級文庫》の充実を図っています。
1学級あたり5,000円(計21学級・105,000円)の予算を計上し、現在、図書の選定中です。整備されるまで時間がかかりますが、また改めてお知らせいたします。どうぞよろしくお願いします。 (学校長)