小学生でも「ごめんなさい」ですみません
- 公開日
- 2013/12/09
- 更新日
- 2013/12/10
豊里トピックス
9日(月)、児童朝会で「見守り隊」と「交通安全」の話しをしました。
3日(火)の午後、
大阪・枚方市の路上で、自転車同士がぶつかり、男性が頭などを強く打って死亡するという痛ましい事件が起こりました。
以前にも、お伝えしましたが、事故は本当に身近なところに潜んでいます。子ども達が事故にあわない・事故を起こさないように、しっかりとした交通ルールやマナーを教えることは私たち大人の使命です。
いつもは、「事故にあわない」=「被害者にならない」観点から、子ども達に指導していますが「事故を起こさない」=「加害者にならない」指導も必要です。
《 小学生でも、事故を起こせば責任が生まれるんです。》
今年の7月に神戸地方裁判所が下した判決を絶対に知っておいてください。
事件は、
小学5年生の児童(当時11歳)が、坂道を自転車に乗って下って行った際に、散歩中の女性(当時62歳)と正面から衝突してしまい、その女性は頭などを強く打ち、今も意識が戻らない状態が続いているというものです。
神戸地方裁判所は、今年7月4日、自転車に乗っていた子どもの母親に対し、総額で9520万7082円もの多額の賠償金の支払いを命じました。
この判決は、
小さな子どもが気軽に乗り回している自転車が引き起こした事故に、ばく大な額の損害賠償が認められたという事実だけではなく、保護者の責任を認定し、親に支払いが命じられたという二重の意味で、大きなインパクトがあり、私たち大人はこの判決の重さをしっかりと胸に刻み込んでおかなければなりません。 (学校長)