山を赤く染めるのは「竜田姫」??
- 公開日
- 2016/11/25
- 更新日
- 2016/11/25
豊里トピックス
昨日、中央公園の「イチョウの紅葉」の記事を掲載しましたが、不思議に思いちょっと調べていると、答えとは別の面白い記事が・・・
紅葉は寒いところから始まります。北から南へ、山の上から下へと紅葉
前線はどんどん進んでいくのです。
昔のひとは、奈良の竜田山に住む「竜田姫」という女神が秋をつかさど
り、その着物の袖を振って山々を染めていくと考えていました。
秋をつかさどる神様が「竜田姫」って聞いたことがありますか??
百人一首で一度は耳にしたことがある、
●千早(ちはや)ぶる 神代(かみよ)もきかず
龍田川(たつたがは)からくれなゐに 水くくるとは
在原業平朝臣(17番)
意味は、
神々が住み、不思議なことが当たり前のように起こっていた、
いにしえの神代でさえも、こんな不思議で美しいことは起きなか
ったに違いない。
奈良の竜田川の流れが、舞い落ちた紅葉を乗せて、鮮やかな唐
紅の絞り染めになっているなんて。
ここで登場する龍田川(竜田川)は、
竜田山のほとりを流れる川のことです。学生時代に百人一首を学習したことはありましたが、「竜田姫」のいわれは初めて知りました。調べてみるもんですね。
(学校長)