9月9日 全校朝会〜パリ・パラリンピック
- 公開日
- 2024/09/09
- 更新日
- 2024/09/09
にっき
パリ・パラリンピックのバドミントンで、里見紗理奈選手が大活躍をされました。
里見選手は、今から8年前、高校3年生の時の交通事故で脊髄を損傷し、両足が動かなくなりました。退院後は、自分一人では何もできないと感じることが多くなり、引きこもりがちになり、車いす姿を見られたくないという気持ちになっていたそうです。
リハビリで車いすテニスや車いすバドミントンを体験したことを父に話すと、家の近くで車いすバドミントンをできるところを調べて連れて行ってくれたそうです。そこでチームの代表で強化指定選手との出会いから、本格的にバドミントンに取り組むようになったのです。
パラバドミントンを続けていく中で、里見選手は自分自身の車いす姿に対する気持ちが肯定的なものに変わってきたそうです。そして、東京パラリンピックが始まる直前のインタビューで、里見選手はこのようにお話しています。
「将来の夢なんてなくてふわふわした感じで生きてきたけど、パラリンピックという目標ができた。事故に遭う前の自分より、今の自分の方が好きです」
そんな里見選手の活躍を見ていて、次のように感じました。
・いろいろな出会いを大切にし、力に変えていくこと
・障がいのある、なしに関わらず、誰もが夢中になれる場所があること、努力できる場所があることがとても大切だということ
・夢中になること、努力することで、自分を好きになれるし、自分を認められるようになる
ということです。
何かに夢中になったり、頑張りたいことに努力して取り組むことは、自分を好きになり、認めることにもつながるのですね。
私たちの学校生活の中でも、夢中になれる場所や努力できる場所がきちんとできるようにしていきたいですね。