7月11日(月) 全校朝会
- 公開日
- 2016/07/11
- 更新日
- 2016/07/12
お知らせ
校長講話(要旨)
今、深江小学校では芝生の養生のため校庭で遊ぶことができません。
図書室で本を読んだり、教室で、これまでに先生に教えてもらった百人一首やけん玉、読書などをして、みんなで仲よく遊ぶように工夫してください。
先日、学校の図書館をのぞいてみると、サッカーの本を読んでいる子どもがいました。「どうですか、おもしろい?」と聞いてみると、「サッカーをしているので、この本はデフェンス(守り)やオフェンス(攻め)の勉強になります。」と答えがかえってきました。
そのとき、今から50年以上も前の東京オリンピックのサッカー日本代表チームのことを思い出しました。日本代表チームは予選リーグで強豪のアルゼンチンを3対2で破って決勝トーナメントに進出しました。その際に日本中が歓喜したのですが、日本代表のコーチだったデットマール・クラマーコーチはこう言いました。「次の試合がある喜ぶのはまだ早い。」
しかし、次のチェコスロバキアとの試合は0対4で負けてしまいました。その時、クラマーコーチは日本代表チームのメンバーにこう言いました。「勝った試合に喜んでくれるのはほんとうの友人ではない。今日、来てくれて君たちを励ましてくれるのが本当の友人だ。」
そうして、日本代表チームは4年後のメキシコオリンピックでは銅メダルをかくとくしました。今でも、校長先生はこのときの日本代表が最強のチームだったと確信しています。
日本が招いたドイツ人のクラマーコーチは日本サッカーを育てた恩人として、今でも尊敬されています。その教え子の川淵三郎さん(初代Jリーグチェアマン)などがJリーグを立ち上げ、現在の日本サッカーの発展につながっています。
深江小学校のみなさんも、友達が悩んでいる時や困っている時にたすけてあげることのできる真の友だち仲間になれるように努力しましょう。
「深江小学校の仲間・友達を大切にしましょう!」