11月7日(月) 全校朝礼
- 公開日
- 2016/11/07
- 更新日
- 2016/11/07
お知らせ
校長講話(要旨)
みなさんおはようございます。
昨日は「深江歴史・文化祭り」がありました。そのオープニング式で本校の5年生の2人が開会宣言をおこない、とてもよくできました。
深江というところは大阪市内でも有数の古い歴史と文化のあるところです。皆さんも「深江」を誇りに思ってほしいと思います。
さて、今日みなさんにお話しするのは、香川県の丸亀市というところで、この春、警察犬として合格した9歳のシェパードの半兵衛君のお話です。9歳と言えば人間でいえば60歳にあたりますので校長先生と同じくらいの歳になります。
半兵衛君は生まれて間もなく病気で左目が見えなくなりました。警察犬には難しいので、警察犬の訓練士の訓練用にと育てることにしたのですが、左目が見えなくて、転んでも、ぶつかっても訓練を嫌がらないので、半兵衛君が2歳になったころに訓練士の亀山さんが警察犬にしようと決断しました。
それから、訓練を繰り返し、試験に失敗しても半兵衛君は嫌がらずに訓練を頑張り続けました。早い犬で1歳半ごろに警察犬の試験に合格するのですが、半兵衛君はその5倍以上かかってやっと9歳で合格しました。左目が見えないハンデがあるのにすごいことですね。今年の9月には捜査の初出動も果たしました。
では、半兵衛君の何が素晴らしかったのでしょうか?まず、先生(訓練士)の指示をよく聞いてあきらめずに頑張ったこと。
次に、犬の中でも群を抜いて優しい性格であったこと。
それから、これが大事なのですが、周りが騒いでも動揺しないで落ち着いていることです。警察犬の出動する場面では、事件や事故の大騒ぎの中が多いのですが、落ち着いているということは大切なことなのです。
「左目が見えないというハンデキャップがあっても捜査の第一線でがんばって、周りの人に勇気と希望を与えてほしい。」と訓練士の亀山さんは願っているそうです。
みなさんも半兵衛君に負けないように、夢と希望をもってがんばってほしいと思います。