空はつながっているのに どうしてかな
- 公開日
- 2014/06/24
- 更新日
- 2014/06/24
校長室より
沖縄慰霊の日
昨日、6月23日に開かれた沖縄全戦没者追悼式で、増田健流君が「空はつながっている」と題した詩を読み上げた。県平和記念資料館が募った「平和の詩」1588点の中から選ばれた。
「空はつながっている」 石垣市立真喜良小3年 増田 健琉
ぼくのお気に入りの場所 みどり色のしばふに ごろんとねころぶと
そよそよとふく風がぼくをやさしくなでる
遠くでひびくアカショウビンの鳴き声
目の前ではお母さんやぎがやさしい目で 子やぎたちを見まもっている
青あおと広がるやさしい空
でも
遠くの空の下では 今でもせんそうをしている国があるんだって
ばくだんが次つぎとおとされ なきさけびにげまわる人たち
学校にも行けない 友だちにも会えない 家族もばらばら
はい色のかなしい空
空はつながっているのに どうしてかな
どこまでが平和で どこからがせんそうなんだろう
どうしたら せんそうのない どこまでも続く青い空になれるのかな
せんそうは国と国のけんか
ぼくがお兄ちゃんと仲良くして 友だちみんなともきょう力して
お父さんとお母さんの言う事をきいて 先生の教えをしっかりまもる
そうしたら せんそうがなくなるのかな
えがおとえがおが 遠くの空までつながるのかな
やさしい気もちが 平和の心が
丸い地球を ぐるっと一周できるかな
まだ子どものぼく
いのる事しかできない
どうか せかい中のこどもたちみんなが
学校に行けますように 友だちとあそべますように
にこにこわらって 家族でごはんが食べれますように
夜になったら すてきなゆめが見れますように
しあわせでありますように いつか友だちになれますように
白い雲
ぼくの平和のねがいをのせて この地球をぐるっとまわって
青い空にそめてきて
きっと
せかいは手をつなぎ合える 青い空の下で話し合える
えがおとえがおでわかり合える 思いやりの心でつうじ合える
分け合う心でいたわり合える 平和をねがう心で地球はうるおえる
だから ここに こんなにきれいな花がさくんだ
だから こんなに ぼくの上に 青い空が広がっているんだ