9/27 一週間の終わりに(校長雑感)
- 公開日
- 2024/09/27
- 更新日
- 2024/09/27
学校長だより
先日、目にした本(東京書籍の「教室の窓」)の中に、「AI時代の子どもたちのために」という記事がありました。
その中で、「子ども家庭庁の調査によると、2歳でネット利用率が約60%になる」という衝撃的な文言がありました。
親が育児や家事の合間にYou Tube を見せているのが主な理由です。You Tube では好きな動画を見ることができます。2歳児になると自分で関連動画の再生を覚えることもあるそうです。
同調査では、小学生の90%以上がネットを利用しているそうです。
実際、小学生では(本校においても)2020年度からのGIGAスクール構想で、1年生からタブレット端末を活用しています。
この記事を読み、これからの社会は、ネットを使いこなすことは当たり前、そして、AIを活用する時代であることを前提として、情報モラルをしっかりと身につけさせることが必要だと感じました。
2年前に、大阪市教育委員会が市内の6年生を対象に行った「PC・携帯・スマホに関する調査」では、9割近い児童がスマホを所持し、帰宅後一番長くネットに接続する機器としてスマホを挙げています。
ネット利用の内訳は、動画44.4%、ゲーム27.4%、SNS23.0%です。1か月に課金している割合も12.6%あります。
学校から帰ってスマホでSNS・動画視聴・ゲームをする時間は2時間以上が69.3%です。
4月に実施された全国学力学習状況調査(6年生対象)では、本校児童が「ふだん(月曜日から金曜日)1日にどれくらい携帯やスマホでSNSや動画視聴をしますか」の質問に2時間以上が53.3%(うち4時間以上が25.8%)でした。
今の社会は、幼児期からネットに触れる時代です。
上手に、そして安全に、ネットとつきあう方法を、家庭や学校を含めて社会全体で考えていくことが大事だと思います。
また、児童生徒の学びや校務に生成AIを活用して効果的に教育を実践していくことがすでに始まっています。(私も生成AIの活用を始めました)
なお、大阪市教育委員会発出の「スマホのかしこい使い方」(プリント)を、本日配布しています。お子様と一緒に保護者の方もぜひご覧ください。
(写真は、タブレット端末で学習する2年生の児童です)