11/15 一週間の終わりに(校長雑感) 非認知能力
- 公開日
- 2024/11/15
- 更新日
- 2024/11/15
学校長だより
「非認知能力」とは、学力テストでは測定できない(数値化することが難しい)能力のことを言います。
目標の達成・他者との協働・情動の制御をさし、意欲・忍耐力・セルフコントロール力・協調性・思いやり・自尊心・自己肯定感 などが具体的な例です。
こうした力を育てるには、子どもたちが主体となる学び方(アクティブラーニング)や、子どもたちが持つ力を発揮できるような活動の場が必要です。
本校でも、児童のこうした能力を育成するため、授業改善、人権学習、総合的な学習の時間の取り組み、学級や児童会での話し合い活動、たてわり班活動、学校学年行事等で、様々に工夫を加えながら実践を進めています。
因みに、今年度の児童アンケート(9月実施、全児童対象、結果一覧は本画面右下の学校評価参照)の項目での肯定的回答(とてもそう思う・だいたいそう思う)の割合は、下記の通りです。(一部抜粋)
・学校の決まりやルールを守るようにしている 96%(うちとてもそう思う59%)
・どんな理由があってもいじめはいけないと思う 99%(うちとてもそう思う92%)
・友だちの気持ちを考え、友だちを大切にしている 97%(うちとてもそう思う72%)
・学級・学年での活動や学校行事などみんなで協力している 95%(うちとてもそう思う69%)
・学校に行くのは楽しい 93%(うちとてもそう思う65%)
また、全国学力学習状況調査(4月実施、6年生対象)の児童質問紙における以下の項目の肯定的回答のうち、最も当てはまる(そう思う)の割合は、下記の通りです。(一部抜粋)
・自分によいところがあると思いますか 本校65%(全国43%)
・人の役に立つ人間になりたいと思いますか 本校74%(全国71%)
・将来の夢や目標を持っていますか 本校65%(全国61%)
・人が困っているときに進んで助けていますか 本校55%(全国46%)
・学校に行くのは楽しいと思いますか 本校66%(全国47%)
本校児童の、非認知能力が育っている一例です。
もちろん課題もあり、否定的回答をする児童も若干数います。
本校の教育目標である「人間性豊かな子どもの育成」をめざし、今後も「チーム巽南」として、児童の学力・体力及び非認知能力の育成・向上に努めていきたいと思います。
(写真は取り組みの一例としての「4年生の自主学習」です。テーマを自由に決めて自分たちで調べました。
「テーマを考えて決める」「調べる」「まとめる」「集中する」「イラストの使い方」「読み手を意識した見やすさの追求」「字の丁寧さ」「自己評価と他者評価」……
まさに「アクティブラーニング」です。
自分自身での新たな発見があり、友だちが調べた内容にも頷き、知識や世界が広がりました。子どもたちが審査員として相互に投票もします。)