校長先生の話を聞きました。

　『私はこうして指揮台から皆さんを見るのがとても好きで、毎週朝会を楽しみにしていました。今日は最後の朝会、この風景は校長先生の記憶にも残ると思います。

　さて、明日　いよいよ６年生が巽南小学校を「卒業」します。在校生も一週間後は「修了式」です。

　最高の思い出を心に残して、卒業式の日、修了式の日を迎えてください。

　在校生の皆さんが、６年生と一緒にこの学校で過ごせるのは今日一日です。皆さんの左側に、当たり前のようにいた６年生はもういなくなります。

　６年生も、学級の仲間や担任の先生と過ごす日は、今日・明日の二日です。
　皆さんを支え、かかわってくれた多くの人たちのおかげで今があります。

　一日一日の時間は「かけがえのないもの」です。

　二度と戻ることはないし、時間を戻すこともできません。
　今、この瞬間は過ぎてしまえば、それまでです。

　児童の皆さんには、「時間」を限りあるものと意識し、今ある　この一瞬一瞬を「かけがえのないもの」として　大切にしてほしいと思います。

　「命」もまた　かけがえのない尊いものです。
　時間も命もかけがえのないもの、人が一生を過ごす時間はきめられています。時間を無駄にすることは命を無駄にすることになります。

　卒業式を明日に控えた６年生、今日というかけがえのない日を、悔いのないように過ごしてください。
　６年生にとってかけがえのないものは、他にいくつもあると思います。それらを大切にしてください。
　明日は６年生が輝く日、思い出に残る「最高の卒業式」となりますように。
　明日、笑顔で会いましょう。』