学校日記

お話で世界旅行(お昼の読み聞かせ)【12月9日(月)】

公開日
2024/12/12
更新日
2024/12/12

お知らせ

 今日の「お話で世界旅行」は日本の昔話「びんぼうがみとふくのかみ」です。
 昔々、ある村に、たいそう貧乏な男がおりました。男が貧乏だったのは、その家に貧乏神という神様が住み着いていたからでした。男のことを心配した周囲の人々から紹介されて、男は嫁を貰うことになりました。嫁は働き者で、貧乏で働くことをあきらめていた男も、しっかり働くようになりました。そうすると、貧乏神はだんだんと居心地が悪くなっていきます。ある年の暮れ、貧乏ながらも幸せに暮らしていた夫婦の家の屋根裏から、しくしく泣く声が聞こえてきました・・・。
 「しあわせである」とはどういうこか、登場人物の心根を感じられるお話の展開にくすっとしながらも考えさせられるお話です。
 東北地方の昔話といわれますが、日本各地にこのお話に近いお話が見られ、お話の結びはそれぞれに少し違った終わり方をしています。
 お話の伝わり方で、多くの派生が生まれ、伝わっているお話もたくさんあります。そんな昔話を探してみるのも面白いかもしれませんね。