学校日記

お話で世界旅行(お昼の読み聞かせ)【令和7年3月3日(月)】

公開日
2025/03/03
更新日
2025/03/03

お知らせ

 今日のお話で世界旅行は「根っこのこどもたち目をさます」でした。

 春が近づいてくるころ、地面の下では土のお母さんが根っこのこどもたちを起こしてまわります。眠ったいた根っこの女の子も男の子も、やってくる春の季節に向けて、着る服を縫ったり、近くの虫たちを起こしてやったり洗ってやったりします。それぞれ春の準備をしていって、そして、何もかもが整ったときに、春がやってくるのです。

 春は突然やってくるのではなく、見えない地面の中で少しずつ準備をしている草木や虫たちの様子が幻想的で力強いタッチの絵で表現されています。

 この本はドイツの絵本で、今から100年余り前に書かれたものです。春を迎える生き物たちの力強さ、春に向けて精一杯準備し花開く命の輝きがこの絵本には込められているように感じます。

 図書室には、そんな素敵な本がたくさんありますので、一度覗きに来てもらえると嬉しいです。