いじめについて考える日
- 公開日
- 2021/05/31
- 更新日
- 2021/05/31
お知らせ
5月31日(児童朝会)
皆さん、ケンカをしたことはありますか? 家族の誰かとか、お友達とか、「ケンカしたことない」という人が珍しいほど、多くの人が経験しています。
2年生以上には去年の1学期にもお話したことがあるのですが、ケンカは、たとえしてしまっても、少し時間が経つと自分の中に反省する心が生まれてきて、「ごめんなさい」ということで、たいてい仲直りできますね。もうひとつ、皆さん、誰かがケンカをしているのを見たことはありますか? そんなとき皆さんはどうしましたか? 少し勇気を出して「やめとき」と止めてくれた人も多いと思います。たいていどちらにも悪いところがあって、考え直して欲しいからですね。お友達どうしのケンカをみたときは、勇気は必要でも、とめるのはそんなにむつかしくありません。だめだったら先生や誰か大人の助けを借りることもできます。
ここまでケンカの話をしてきましたが、今日は「いじめについて考える日」です。ケンカについて考える日ではありません。そんな日はないんです。なのに「いじめについて考える日」はあるんです。なぜでしょう? それは、ケンカの場合は今お話したように、少しの勇気や努力で解決しやすいけれど、いじめは違います。まず、いじめている人は自分で気づきにくい。周りの人たちもわかりにくい。そして知らない間にいじめる側に関わってしまっていることがある。
だから、まず、こういうことがいじめやなあ、いじめにつながるなあということを知っておく必要があります。そうしてお友達と関わっていけば、これ、いじめと違うかなと思うことがあります。そんなとき、どうすればいいかも、普段から考えておくのも大切です。なぜかというと、ケンカよりは解決するのも難しいからです。でも、みんなで考えていけば、時間がかかったとしても、必ず解決できます。
今日は、ぜひ、どういうことがいじめにつながるのかとか、いじめられた子はどんな気持ちかな、自分が何かできたり、気をつけたりすることはあるのかなあ、といったことをクラスなどで考えてみてください。