学校日記

涙でしか伝わらないこと、涙では伝わらないこと

公開日
2023/11/15
更新日
2023/11/15

お知らせ

11月13日 児童朝会

 日曜日、地域のキックベースボール・ソフトボール大会が運動場でありました。時折小雨の降る中、参加していた人たちはみんな一生懸命。それぞれ、この日だけのチーム編成で試合を行いましたが、お互いに声を掛け合ったり、経験の少ない人には優しくアドバイスをしてあげたりして、みんなでゲームを楽しんでいました。でも、試合は勝ち負けが決まります。負けたチームのメンバーの中には泣いてしまう人も複数いました。こんなときの悔し涙はすごくいいなあと、私は感じました。
 皆さんは赤ちゃんだった頃、自分では覚えていなくても、泣くことでいろんなことを伝えていました。ところが、だんだん成長すると、「泣きなさんな」とか「泣いてる場合じゃない」などと、まるで泣くことがいけないように言われたりすることもあると思います。それは、泣くよりも言葉で伝える必要があるからです。泣いているだけでは周りの人に理解してもらえないから、自分の思いを言葉で表すのです。
 でも、泣くことがいけないのでは、決してありません。感動の涙、喜び・悲しみの涙で、より強く伝えられることもあります。将棋の藤井聡太さんは子どものころ、将棋で負けると悔しくて泣いていたそうです。皆さんも中学生になって部活動に入ると、一生懸命に努力した末の試合や大会で思わず涙することを経験する人も多いと思います。そんな涙はとてもすてきです。