学校日記

「怒り」はどうして伝えるの?

公開日
2023/11/27
更新日
2023/11/27

お知らせ

11月27日 児童朝会

 先々週の児童朝会では「泣くこと」についてお話しました。泣くことでは伝わらないこともあるけれど、涙を見て強く伝わってくることもあります。
 今日は「おこること」「怒り」についてお話します。皆さんは、すごく腹が立った時、どうしていますか? 誰かに怒っているとき、たたいたり、相手を傷つけるような言葉を言ってしまったことはありませんか? 心当たりのある人もいると思いますが、そんな行動をしてしまったときは、後になって余計にもやもやしてしまいますよね。逆に、どれだけ腹が立っていても、ぐっと我慢する人もいます。うまく我慢できる場合もあるけれど、我慢しすぎて悔しくて、泣いてしまう場合もあると思います。先週お話したように、涙が強いメッセージとして相手に伝わることもありますが、必ず伝わるとは限りません。
 では、どうしたらいいのでしょう。ものすごく腹が立った時には、よく言われていることですが、大きく深呼吸を3回ぐらいしてみましょうとか、ゆっくりとひとつ、ふたつ……と、むっつまで数えてみるという方法があります。その間に自分の心を落ち着けてしっかり考えます。落ち着いて考えてみると、自分にも足りなかったりダメだったりといった部分があったと思うことも多いものです。そのことと、自分が嫌だったことや相手が間違っていると思うことを、同時に静かに伝えるようにするのです。相手も腹を立てているときにはもう少し長めの時間が必要です。大切なことは怒った気持ちのままでは伝わらない。相手も聞く耳を持ってくれません。怒りに任せた行動をとってしまうと、周りの人も傷つけてしまうかもしれません。最も悪い例は、戦争です。ものすごく大勢の誰もが傷つくようなことにもつながりかねないのです。