3年 盲導犬についての学習
- 公開日
- 2019/12/23
- 更新日
- 2019/12/23
学校行事の様子
3年生は、国語科で《盲導犬》について学習します。今日は実際に、盲導犬のフェリシア(Felicia)ちゃんと一緒に講師の方にお越しいただき、盲導犬についていろいろ教えていただきました。
盲導犬は、視覚障がいのある方が、行きたい時に行きたい場所へ、安全に出かけられるように、歩行を助ける大切なパートナーです。でも、盲導犬に「コンビニまで」と言っても連れて行ってはくれません。頭の中で目的地までの地図を描きながら盲導犬に指示を出さなければなりません。
指示は英語で行われ、一番難しい指示は、wait(ウエイト)=待て=だそうです。フェリシア(Felicia)ちゃんが、しっかり指示通りにできていたのを見て、みんな大変驚いていました。
視覚障がいの有無に関係なく、だれでも楽しめるように工夫された卓球《サウンドテーブルテニス》も体験しました。
一般に行われている卓球と違い、台上でボールを転がして行います。台の広さは一般に使用されているものと同じ大きさですが、打球が直接床の上に落ちないように台の外側のエンドとサイド(60cm)に高さ1.5cm厚さ1cmのフレームを取り付けてあります。ボールは直径4cmで、転がった時に音が鳴るようになっています。
また、ラケットの打球面は木質で硬く、ラバーが張られていないものを使用します。これも、ボールを打った時にはっきりと音がわかるようにするためです。
今日は、アイマスクなしで体験しましたが、音だけをたよりに競技するのは大変なことだと実感できました。
そのほか、めもりが凸線になっていて、触って線がひけたり長さを測ったりできる定規や、分度器、巻き尺があることを知ったり、点字が使われているカレンダーや絵本も紹介していただきました。
教科書では学べないことを、たくさん学ぶことができました。