「いじめについて考える日」の話
- 公開日
- 2021/05/10
- 更新日
- 2021/05/10
お知らせ
大阪市では、今日「いじめについて考える日」となっています。
今日は人間の頭の中にある脳について話をします。脳はみなさんが生きていくために、色々な所に命令していく大切な場所です。
この脳は大きく3つの部分に分かれます。
1つ目は、脳の一番中にある脳を「ヘビの脳」といいます。ここは息をしたり、食べたり、眠ったりするところで、生きていく上でなくてはならないところです。ヘビやトカゲなどの爬虫類はこの脳しかないので「ヘビの脳」と呼ばれています。
2つ目は「猫の脳」です。「ヘビの脳」の周りにあって、楽しい、悲しいなどの心の気持ちをあらわす部分です。ヘビやトカゲにはありません。だからヘビやトカゲは泣いたり、笑ったりしません。犬や猫など感情を表現できる動物が持っている脳なので、「猫の脳」と呼びます。
3つ目は「人の脳」です。「猫の脳」の周りにあります。言葉を話したり、考えたり、勉強したりするのに使われます。この脳は人だけにあるので、「人の脳」と呼ばれます。
人は、悪口を言われ続けたり、いじめや差別をされたりすると、脳が弱ってきます。いじめは脳を攻撃しているのです。では脳のうちどの脳を攻撃していると思いますか?
1.「ヘビの脳」 2.「猫の脳」 3.「人の脳」
答えは最後
いじめは生きるために一番大切な脳を攻撃しているのです。だからいじめられると、やる気がなくなったり、ご飯が食べれなくなったり、眠れなくなってしまいます。
「いじめ」は人の生きる力を弱め、時には命を奪います。だからどの子もいじめる人になってはいけません。もし「いじめ」にあっても絶対がまんしてはいけません。そして「いじめ」を見かけたら見てみるふりをしないように、言いにくい場合は、おとうさん、お母さんや先生などの大人に伝えてほしいと思います。
どの子も「いい汗」「いい顔」「いい心」でいてほしいと思います。