朝礼のはなし
- 公開日
- 2022/02/10
- 更新日
- 2022/02/10
お知らせ
今、新型コロナが流行っていますが、今までと同じく手洗い、うがい、マスクと三密に気を付けてください。オミクロン株は感染しやすいので、家に帰ってからでもマスクはもちろんですが、マスクをしていても近づいて話すことで感染することもあるので、気を付けてください。
さて今日の話ですが、
みなさんは地獄や極楽という言葉を知っていますか?よくスポーツなどで「地獄のような練習」だとか、温泉に入ると「極楽、極楽」と言っている人がいますよね。でも地獄や極楽がどんな所か知っていますか?もちろん見たことがある人はいませんが、今日はその違いがよくわかるお話をします。
ある日お釈迦様は、地獄にいる人に三尺三寸(約1m)のはしを渡し、このごちそうをこのはしを使って食べなさいと言いましたが、みんなこのはしを奪い合い、最後に奪い取った人がごちそうを食べようとしますが、なかなか口に運べません。他の人は食べられない様子を見て喜んでいました。そのうちやがて地獄の人たちはやせ細ってしまい、結局ごちそうは食べることはできませんでした。
お釈迦様は、極楽でも同じようにはしを渡してごちそうを並べました。するとどうでしょう。極楽の人たちは、ごちそうをお腹いっぱいに食べることができました。どうしたと思いますか?
極楽の人たちは前に座っている人に「どうぞ」と言って食べさせました。もらった人は「ありがとう」と言って今度は違う人に食べさせていたからです。つまり自分のことより相手のことを考えて行動したからみんながお腹いっぱいになれたのです。
みなさんも「どうぞ」「ありがとう」の気持ちを忘れないで生活していると極楽の世界のようにみんなが満足できる生活になりますよ。