児童朝会 〜2月27日〜
- 公開日
- 2023/02/27
- 更新日
- 2023/02/27
その他
校長講話の内容は次の通り。
「おはようございます。
みなさんも知っていると思いますが、ロシアという国と、ウクライナという国の戦争が始まって、この2月でちょうど1年が経ちました。
戦争が始まる前は、ウクライナの中心の街、キーウはとても平和でのどかな美しい街でした。
しかし、戦争が始まり、街の攻撃によって、たくさんの人がなくなったり、国の外に逃げたりしています。
そんな中、「戦争反対」の声が世界中で広がりました。
大変なのはウクライナの人たちだけではありません。
ロシアでもたくさんの兵士が戦場で命を落としています。
戦争が始まると、たくさんの建物がこわされ、ふだんの生活が奪われ、大切な思い出が失われ、家族とはなればなれになり、そして、自分の命や、自分にとって大切な人の命が失われます。
今は平和な日本ですが、実は、今からおよそ80年ほど前、日本でも外国と大きな戦争をしていました。
この戦争で国と国とが争い、大人も子どもも大勢の人の命が失われました。
戦争中は、お父さんが遠いところに戦争に行って帰ってこなかったり、爆弾で家は焼け、家族がばらばらになったり、食べ物がなく、小さな子どもの命さえ奪ってしまう恐ろしい時代でした。
1945年3月13日から14日にかけて、真夜中の大阪に突然他の国の飛行機が飛んできて、火のついた爆弾を落とし、たくさんの家が焼け、何千人もの人がなくなりました。
「大阪大空襲」といいます。
大阪では、その年の8月に戦争が終わるまで、合計8回の空襲があり、およそ1万5000人の命が失われたそうです。
やがて日本は戦争に負け、戦争は終わりました。
長い時間が流れ、日本は平和で豊かな国になりました。
しかし、世界には、今、まだまだ戦争をしている国があります。
皆さんぐらいの子どもが銃を持って戦っている国もあります。
戦争は、悲しいことに人間が起こすものです。
でも、戦争を止めることができるのも人間です。
戦争は絶対におこしてはならないものです。
未来をつくっていくのは皆さん一人一人です。
戦争のない平和な未来をつくる人に、この焼野小学校の皆さんがなってくれることを願っています。」