校長講話の内容は次の通り。
「新年あけましておめでとうございます。
　さて、今年はたつ年ですね。
　十二支の中で、たつ年は５番目の干支です。
　タツは龍のことで、日本のお隣の国の中国では、ずっと昔から『龍が現れるとめでたいことが起こる』などと、とても縁起のよい動物とされていました。
　龍は、空高く、力強く昇っていくイメージがあることから『大きく成長する年』『形がととのう年』になるといわれています。
　そこで、今日は１年のはじめにあたって、みなさんが大きく成長するためにがんばってほしいことをお話します。
　昔からよく「１年の計は元旦にあり」と言われます。
　みなさんの中には、すでに今年はこんなことをがんばりたいな、と考えている人もいると思います。
　そこで、今年１年の目標を立てたら、その目標が達成できるように毎日の生活を送ってほしいと思います。
　例えば、ここにお米が100粒入っています。
　この中に毎日１つぶのお米を入れていきます。
　１つぶだけなら「違いがわからない」という人が多いと思います。
　１日のがんばりは、このように目に見えてわかるものではないのですね。
　では、これを１か月続けたとして、30つぶのお米を入れるとどうなるでしょう。
　「ちょっと増えている」のがわかりますね。
　それでは、３か月続けたとするとどうなるでしょう。
　「すごく多くなった」ということが分かると思います。
　毎日のがんばりは小さくても、このように続けていくことで大きな結果につながっていくのですね。
　米１つぶのがんばり。小さながんばりを信じて、新年になって決めたことを毎日コツコツ積み重ねていってほしいと思います。

　さて、３学期は１年のまとめの学期です。
　そして、１月、２月、３月と、わずか３か月間しかない、一番短い学期です。
　６年生にとっては、小学校生活最後の３か月です。
　中学校への進学に向けて、全力で悔いのない挑戦をしてほしいと願っています。
　また、５年生には、焼野小学校のよさをしっかりと受け継ぎ、焼野小学校をリードする学年としての責任を果たすことをめざしてください。
　４年生、３年生、２年生も４月には１学年ずつ進級します。
　けんかやもめごとがないように友達と仲良くすごしてください。
　そして、勉強面で苦手なところ、わからないところを３学期のうちにできるようにしてください。
　１年生は、４月に新入生が入学し、おねえさん、おにいさんになりますね。
　あいさつやお話の聞き方など、新入生にお手本を見せられるようにしてほしいです。
　みなさん、今年もよろしくお願いいたします。」