学校日記

児童朝会 〜3月10日〜

公開日
2025/03/10
更新日
2025/03/10

その他

今週は、各教室と多目的室をオンラインで結んで児童朝会を行いました。

まず、読書感想文コンクールと読書感想画コンクールで賞をいただいた子どもたちに表彰状を贈りました。

校長講話の内容は、次のとおり。
「みなさん、おはようございます。
 日本のプロ野球で投手として大活躍している佐々木朗希 選手が、アメリカのメジャーリーグのドジャースに入団することになりました。
 ドジャースと言えば、あの大谷翔平選手がいるチームです。
 佐々木投手は、13人のバッターを連続で三振させるという、日本のプロ野球だけでなく、世界でいちばんの記録をもっています。
 他にもたくさんの記録をもつ佐々木選手につけられた呼び名が「令和の怪物」。
 それほどとび抜けた実力をもっていて、相手チームから恐れられていた選手ということですね。
 佐々木選手は、岩手県の陸前高田市というところで育ち、小学校3年生のときに、野球を始めました。
 小さい頃は、お父さんやお兄さんと一緒に野球の練習をしていたそうです。
 そして、4年生に上がる直前の2011年3月11日、東日本大震災というとても大きな地震が起こりました。
 佐々木選手が住んでいた陸前高田市は、大きな被害があった地域の1つです。
 地震が起こった時、佐々木選手はちょうど学校で授業を受けていました。
 突然、激しいゆれにおそわれ、しばらくすると海から1キロメートル以上離れた学校にも津波が迫まるのが見え、あわてて高台にかけ上がったそうです。
 佐々木選手は、この大きな地震のあとの津波で、家が流され、おじいさんとおばあさんをなくし、そして一緒に野球をしていたお父さんを亡くしてしまいました。
 明日は3月11日。この東日本大震災から、ちょうど14年です。
 恐ろしい地震と津波のせいで命を奪われ、もっと勉強をしたかったのにできなかった子どもたち、もっと友だちと遊びたかったのに遊べなかった子どもたちがたくさんいます。
 また、東北地方には、震災から14年経った今も、自分の家に帰れない人、自分のふるさとを離れて違う土地で生活している人、まだまだ東日本大震災で苦しんでいる人、困っている人はたくさんいます。
 私たちは今、勉強したいと思えばいつでも勉強できる教室があります。
 また、分からないところがあればすぐに教えてくれる優しい先生や、一緒になって悩んでくれる友だちがいます。
 みなさんにとって、「当たり前」のことかもしれませんが、実はこの「当たり前」が、実は「幸せ」なんだということを忘れないで、一日一日を大切にすごしてほしいと思います。」

講話の後、今週の当番の教員から今月の目標「1年間をふりかえり次の学年の準備をしよう」について話をしました。