夏野菜パワー (校長室だより vol.50)
- 公開日
- 2015/07/10
- 更新日
- 2015/07/10
校長室だより
この頃、あまりテレビを見なくなりました。アトムや鉄人28号の放送でテレビにかぶりつくように見ていた子どもの頃とは大違いです。見る時間がないことも理由の一つですが、興味のある番組が少ないのが大きな理由です。見るのは、せいぜいニュースかスポーツ、そして旅番組くらいです。
そんな私でも、テレビ・コマーシャルが以前と大きく変わってきていることに気づきます。NHK以外では、スマートフォンのゲームアプリと健康食品の通販のコマーシャルがやたら多く感じます。街中や車内でイヤホンを耳に、小さな画面を見ながらしきりに指を動かす姿は、私には異様に見えます。また、理科系の私には、口の中で咀嚼せず胃でも消化しないで、飲みこむだけのものが、体に十分吸収されるとは到底思えません。「補う」程度に考えていた方が無難です。食べ物は、学校の食育で学習するように、「旬のものをバランスよく食べる」ことが最も体に良い食べ方です。「旬」の野菜とハウス栽培のものとでは、含まれる栄養価に差があることからも明らかです。
夏野菜がおいしい時期になりました。給食では、キュウリやナス、トマトの他、カボチャやオクラ、枝豆も出ます。夏野菜には、カロテンやビタミンC・Eが多く含まれ、がんの予防にも力を発揮すると言われています。子どもたちが嫌いなものも多いかもしれませんが、これからの猛暑に負けないよう、ご家庭でもメニューを工夫されては、いかがでしょうか。