いつもの人たち (校長室だより vol.51)
- 公開日
- 2015/07/17
- 更新日
- 2015/07/17
校長室だより
今朝は、バス停までの2・3分間で、ズボンがびっしょり濡れました。でも、バス停には、いつも一緒になる人たちが、集まってきます。「雨でバスが遅れないかな。」とか「大阪までの電車は、大丈夫?」という不安がある中、いつもの人たちの姿を見ると妙に安心します。少し大げさな言い回しですが、「日常との遭遇」です。
「いつも通り」は、平凡な日々と感じがちですが、自分自身が健康であること、家族に大きな異変がないこと、仕事も概ね順調であることの証と言えます。「日常」があることに感謝しなければなりません。あらためて、毎日を大切に過ごすことの大事さを自分自身に言い聞かせました。
先日、東日本大震災後、東北に移住しボランティア活動を続ける写真家の川谷清一さんという方の講演録を読みました。その最後にあった言葉、「あなたがむなしく生きた今日は、昨日亡くなった人が生きたいと願った明日」・・。心が痛くなりました。