この教材は、「和室と洋室の大きな違い・過ごし方の違いとそれによる良さ・使い方の違いとそれによる良さ」が書かれている文章です。『文章を読んで、筆者は「和室派」なのか「洋室派」なのかを考えることで、筆者の書き方の工夫を見つけよう。』という目標です。

子どもたちは、出てくる接続語や具体例、文章の順序や量などに着目して考えながら、和室と洋室の両者が平等に説明されているのかどうかを探っていました。和室と洋室それぞれの良さが書かれている部分が大半なのですが、片方のマイナス面を書くことで、もう片方の良さを強調しているような部分もあるんですね。そんな“書き方の工夫”にもせまっていました。

この説明文は、このように締めくくられています。

「ここでは、日本の『住』について取り上げましたが、『衣』や『食』についても、くらしの中で『和』と『洋』それぞれの良さがどのように生かされているか、考えることができるでしょう。」

筆者からのメッセージに応えて（？）、学習の最後には、自分の選んだ「和」と「洋」について各自で調べ、「くらしの中の和と洋ブック」を作るんだそうです。ブックを作るときに、今日の学習がきっと役に立つと思いますよ。