学校日記

バスの運転手さん (校長室だより vol.82)

公開日
2016/09/06
更新日
2016/09/06

校長室だより

 私が子どもの頃、大阪市内には市バスの他に市電とトロリーバスが走っていました。
 これらの乗り物には、運転手さんと車掌さんが乗務されていました。もちろん今は、大阪市バスだけでなく郊外の私営バスなどでも運転手さんが一人で乗務されています。当初、「ワンマンカー」と表示してあったのが懐かしく感じます。
 私が毎日通勤に使っている私営バスも、もちろん運転手さんのみの乗務です。後ろの席で見ていると、様々な操作を的確にされていることに感心してしまいます。運転はもちろんのこと、ドアの開閉、アナウンス、ICカード乗車券のチャージ、無線での交信、そして、乗客との応対など、私には到底できないほどの煩雑さに思えます。その上、人によっては、お客さんの降車時、一人一人に声をかけてくださる方もいらっしゃいます。
 また、平日は朝の5時15分から、終バスは0時10分発まで運行していることは、利用者にとって大変ありがたいことです。引っ越してから7年間、乗車時に事故もありません。それどころか、よく起こる大阪方面の渋滞時には、無線で営業所と連絡を取り合い、回送バスを出して遅れや欠便が出ないよう努めておられることには頭の下がる思いです。バス会社と勤務している方々のプロ意識を感じます。「われわれも負けないように頑張らなければ!」と思うこと、しばしばです。