父との会話 (校長室だより vol.84)
- 公開日
- 2016/09/26
- 更新日
- 2016/09/26
校長室だより
父を亡くしてから、1年になります。亡くなってからのこの1年間に、父と最も会話したように思います。
私が子どもの頃、仕事が忙しく一緒に遊んでくれた記憶は、わずかしかありません。10代後半になると、父や大人への反発もあって話す機会はめっきり減り、母を介して話すというような状態でした。でも、父が嫌いという思いはありませんでした。
普通に話ができるようになったのは、私が家庭をもち、子ども(孫)が生まれてからです。ただ、近くに住んではいたけれど、「いつも話す仲」ではありませんでした。それが、この1年は気軽に話しかけていました。もちろん現実には、返事をしてくれる訳はありません。でも、会話ができるのです。
今まで十分話せなかったことを反省して、これからも父との会話を楽しんでいこうと思います。