学校日記

1学期終業式

公開日
2020/08/07
更新日
2020/08/07

校長室より

8月7日 金曜日

 各学年では1学期最後の授業が行われました。みんな元気に取り組んでくれていました。給食終了後、1学期終業式を行い下校となりました。
 これまで経験したことのない、臨機応変な対応が続いた1学期が今日で終わります。
 児童の皆さんの笑顔に支えてもらった気がします。みんなありがとう。8月25日の始業式でまた元気に会いましょう。

 今日の終業式で私がみんなに話した内容を以下に掲載します。夏休みに再度自ら学ぶきっかけにしてみてはいかがですか。


終業式 校長先生の話
 1学期を終えるにあたり校長先生から皆さんにお話をします。とても暑いので、運動場に集まることもできません。皆さん一人ひとりの顔を見ながら話したかったのですが、非常に残念です。少しの時間です、私の話を聞いていてください。

 みなさん4月、5月を思い出してみてください。学校は休みでしたね。昨年度の3月の含めると約2か月半の休みがあったわけです。こんな長い休みは、皆さんがこれから生きていく中で、なかなか経験することは無いでしょう。私も30年以上学校の先生をしていますが、こんな経験は初めてです。
そんな中、住之江小学校の皆さん253名は、コロナに負けず、元気に1学期を過ごしたことに感謝しています。みんな本当によく頑張りましたね、1学期どうもお疲れさまでした。

 さて、話が少し変わりますが、昨日は何の日だったでしょう。各クラスでもお話があったかと思いますが、今から75年前の昨日、広島に原子爆弾が投下され、約32万人の方の命が奪われた日でした。今も後遺症に悩まされている人がたくさんいます。
 昨日、広島の平和記念公園と言う場所で、平和記念式典が行われました。この場所には6年生の修学旅行で行くことになっています。楽しみにしておいてください。
 その式典で、広島市に住んでいる小学校6年生の人が子どもの代表として平和への誓いを発表してくれました。発表した内容を全部お話しすると長くなるので、私が大事と思うところだけ皆さんにお伝えします。
 平和への誓いとして「人間の手で作られた核兵器をなくすのに必要なのは私たちの意思です」「私たちの未来に核兵器は必要ありません」「戦争は人事ではない」と力強く話してくれました。また、コロナウイルスのことも合わせて、「当たり前の日常は、決して当たり前ではないことに気づいた」とも言ってくれました。どの言葉もとても大切な言葉だと思いました。
 昨日の各クラスの取組で、それぞれみなさんが何かを感じたとおもいますが、どうかこのことは関係ない話、他人事ではないこととあらためて思ってください。戦争のない世界をめざすこと。核兵器のない世界をめざすこと。未来はすべて皆さんが作っていくものです。どうかこれからもしっかり学んでほしいと思います。夏休みを前にして、どうしても伝えたかったので、お話しさせてもらいました。
 先程ご紹介した平和の誓いは、校長室の前に掲示しておきますので、興味のある方は見に来てください。

 少し話が長くなりましたが、これからまだまだ暑い日々が続きます。明日から始まる約2週間、いつもより少し短い夏休みですが、これまで通り、コロナにかからないよう、そして熱中症にならないように気を付けて、8月25日に元気で会えることを楽しみにしています。

校長 片山雅之