未来に必要な力とは!
- 公開日
- 2019/05/14
- 更新日
- 2019/05/14
学校日記
令和元年5月14日(火)モーニングコラム1
「おはようございます!」プログラミング教育について、少しお話を!
2020年から実施される新学習指導要領には小学校でのプログラミング教育必修化が盛り込まれており、今やプログラミングは大人だけでなく、子どもの習い事としても人気が高まっています。
プログラミング教育が注目されている背景を少し振り返ってみます。まず、エンジニアやプログラマーをはじめとするIT人材の不足が世界的に問題になっています。経済産業省が2016年6月に発表した「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」によると、IT人材のニーズは年々高まるものの、国内では労働人口の減少が重なり、2030年には最大約79万人のIT人材が不足するとされています。
一方、新しいテクノロジーが次々と登場する「第4次産業革命」のただ中にもかかわらず、学生の「理系離れ」「コンピュータ離れ」なども起きています。このような背景を受けて、安倍内閣は2016年4月の「産業競争力会議」の中で、「名目GDP600兆円に向けた成長戦略」と「イノベーション創出・チャレンジ精神に溢れる人材の創出」について議論し、成長戦略の一環として小学校におけるプログラミング教育の必修化を決定しました。
といっても、小学生にキーボードでコードを打たせて、プログラマーを目指すような教育を実施するわけではありません。身近な生活でコンピュータが活用されていることを学んだり、簡単なプログラミングを体験したりしながら、児童が論理的思考力や課題解決力を育むことが重視されています。
国の動きに注視しながらも、目の前の子どもをしっかりと看て、未来を生き抜く力を子どもたちとともに身につけていく必要がありますね!