学校日記

あんずるな!

公開日
2019/08/01
更新日
2019/08/01

学校日記

令和元年8月1日(木)モーニングコラム36
「できないもん勝ちの法則(ひすいこたろう著 扶桑社)より、

息子よ。受験が迫っても全く勉強しないキミに、カミさんは怒り爆発で、ついにキミは塾に送り込まれていたね。塾に行かされることになったキミは、ソファーにすっと立ち、こう宣言した。
『塾に行くなら、オレは、もう二度と家庭に勉強は持ち込まない!』
なんだか、できるビジネスマンのセリフみたいでカッコよかったぞ。それに、そもそも塾に行く前から、家庭には勉強を持ち込んでなかったことを、とおちゃんは知っていたぞ。で、塾に通い出したキミ。ある夜、8時を過ぎてるのに、キミはまだ家でゲームをしていて、僕はあわてて、
「もう8時だよ!塾の時間になってるよ!」って言ったら、キミは声を張り上げてこう言ったね。
『あんずるな!』
『あんずるな!』って、とおちゃん、初めて言われたよ。この日は、キミが戦国武将に見えた。塾に遅刻していて、明らかにキミが悪いのに、そう堂々とされたら、なんだか注意した僕が悪いように感じてくるよ。ミスっても、堂々としている。それ、なんかいいね。


『 あんずるな』って!本当にマイワールド!でも、そう言える子どもの感性と、それを受け止める親の感性に感動です。ある意味、この子どもは天才かもしれません。