学校日記

表現したい!

公開日
2019/08/07
更新日
2019/08/07

学校日記

令和元年8月7日(水)サマーヴァケーションコラム12
「深い学び」(田村 学 著 東洋館出版)より、

一つは、「学び合い」が行われることで、「主体的な学び」に向かう姿が生まれてくることである。私たちは、自分の考えが相手に伝わり、相手がそれを受け入れてくれることに喜びを覚える。「学び合い」には、私たちが自ら行いたくなるような特質が内在していると言える。
もう一つは、「学び合い」によって、物事に対する「深い学び」が生まれやすくなることである。他者とのやり取りを通して、自分一人で取り組むよりも多様な情報が入ってくる可能性がある。また、相手に伝えようと自分で説明することで、自分の考えを確かにしたり、構造化したりすることにつながる。さらには、「学び合い」を通して、一人では生み出せなかったアイデアが生まれたり、新たな知がクリエイトされたりするよさがある。
このように、三つの学びの視点は分けられるものではなくて、一つの豊かな学びだと考えれば、「友達と話し合っているけど、先生にやらされているだけで全然おもしろくない」と子供が考えていたり、楽しそうに話し合っていても、期待する内容へと深まっていなかったりするようでは、期待される「対話的な学び」とは言えないことになる。「学び合い」によって、学習内容としての資質・能力が育成されているか、学習事項が深く理解されているか、学習活動に前向きに取り組んでいるか、などが検討されるべきであろう。(明日へ続く)



三つの学びの視点は常に意識しなければならない。言葉では分かっているものの、では、実際の「学び合い」の場面で、私たち教師はどうすればいいのか?どんな役割をすればいいのか、今一度考えさせられる。
SNSがこれだけ広がる理由。それは「人は表現したい!」動物だからでしょうね!