できるの反対は、やらない!
- 公開日
- 2019/08/13
- 更新日
- 2019/08/13
学校日記
令和元年8月13日(火)ホリデーコラム53
「ハッタリの流儀(堀江貴文著 幻冬社)」より、
ハッタリというのは、相手に大きな驚きを与えて気持ちを引きつけるのと同時に、信用を得るためのツールでもある。
信用というのは、他の人があなたをどう評価するかであり、不確実で主観的なものである。だから、相手に信用してもらうためには、「これだけの価値が自分にはあります」と、積極的にアピールしていく必要がある。このときに、あなたを大いに助けてくれるのが、「ハッタリ」なのだ。
大学時代、僕はある会社のインターネット事業部でアルバイトをしていた。そこでも僕は、いつだって強気にハッタリをかましていた。技術的に可能かどうかもわからない案件を引き受けては書店に走り、専門書を読み込んで対応する。そんなことばかりだった。それは、起業しても、全く変わらない。(中略)その頃僕は、「技術力の高いWEB制作会社」を標榜して会社を運営しており、あちらこちらに積極的な売り込みをかけていた。「技術力があるので何でもできますよ」というスタンスだ。
正直なところ、それは完全なるハッタリであった。実際には、そこまで技術力があったわけではなく、クライアントからの要望の多くを、無理難題のように感じていた。その仕事をやるにはどの技術が必要なのかさえわからない、そんな依頼も数多くあった。
それでも僕は、「できません」とは決して言わなかった。「大丈夫です。できますよ」と、臆面よなく答え、仕事をすべて引き受けた。
そして、仕事を受けると、すぐさま会社に飛んで帰り、技術顧問に連絡。「こういう依頼があったんですけど、どうしたらいいですか?」と、今後の進め方を事細かに確認する。対応の方針さえわかったら、あとは書店に飛んでいって、それを実現するために必要な技術を専門書で調べ、必死に手を動かすだけだった。これは、かなり危なっかしいやり方に見えるかもしれない。しかし、この方法は功を奏し、受けた案件は、すべて無事に完成させることができた。
こうして、オン・ザ・エッヂは競合他社では受けられなかった仕事をどんどん受注し、守備範囲を大きく広げていった。これこそが、僕の会社が他社を抑えて、ありえない角度の成長カーブを描いて急伸することができた最大の秘訣である。
ここでいう信用とは「できます」と断言する「覚悟」のことを言う。僕はいつも大量の案件を抱えているから、多くの知り合いに仕事をなげまくる。その際に「できるかわかりません」「検討します」とレスをしてくる人には正直冷めてしまう。しかし、元気よく「やります」「できます」と答える人にはまたお願いしようと思う。
ハッタリとはできると言い切って、辻褄を合わせる「覚悟」のことを言うのだ。そして、それが10も100も積み重なると「信用」に変わる。
できるかどうか不安なときに、できます!と言い切る勇気はもしかしたら自分にもないかもしれません。しかし、やってみることの重要性はよくわかります。だってできるかできないかはやってみないとわかりませんからね。まさに、「できるの反対は?」「できないじゃなくて、やらない」ですから。失敗を恐れずに、とにかくやってみる!これしかないですね!