大人こそ向上心を持つべき!
- 公開日
- 2019/09/12
- 更新日
- 2019/09/12
学校日記
令和元年9月12日(木)モーニングコラム51
「2020年からの教師問題(石川一郎 著ベスト新書)」より、
しかし、高校生くらいになると、残念ながら多くの人は、「なぜだろう」「なぜかしら」といった気持ちが薄れがちになります。
それは、中学校、高校と学年が上がるにつれて、現行の教育の影響を受けていくからだと考えられます。「なぜだろう」「なぜかしら」という気持ちを持ってもなかなか評価につながらないのです。
知的好奇心を持つことは、とても大事だと感じる読者の方も多いと思いますが、現在の教育現場ではその位置づけが正直とても低いのです。
本当は、それはすごくもったいないことですし、2020年に向けて改革を進めるためには、むしろ重視すべきものなのです。
「主体的・対話的で深い学び」を実現する上で、この「知的好奇心のゆさぶり」は欠かすことができない。「なぜだろう」「どうしてかな」と疑問を持ち、「知りたい」「調べたい」と「学ぶ意欲」を持つことが、「自分から学ぶこと」や「人と協働すること」へとつながっていく。
どんなに経験を積んできても、いくつになっても、「学ぶ意欲」は持ち続けるべきである。ましてや私たち教員は、未来に生きる子どもたちを育てる大人である以上、その使命を持って、自分から向上心を追求すべきである。
5年後、10年後どんな世の中になっているのかは誰も予想できない!それくらい「変化の激しい時代」を迎えている。学校は、教員は、その変化に対応し、その変化を楽しめれば、素敵な大人として子どもの前に立てるはずである。