学校日記

佐藤学先生との出会い!

公開日
2020/02/20
更新日
2020/02/20

学校日記

?令和2年2月20日(木)公開授業研究会
 「すべての子どもの学びを保障し、生きる力を育む」を研究主題とした東三国小学校の学びに参加しました。
 スーパーバイザーとして、東京大学名誉教授の佐藤学先生を招聘しての学び合いの研究でした。外部から100名近い人が集い、体育館を教室として、3年生の子どもたちが国語「モチモチの木」の読み取りにチャレンジしました。子どもたちはペアやグループ、全体で考えや思いを聴き合いながら、読みを深めていきました。友だちの発言に真剣に耳を傾け、聴き合い学び合う姿はとても素敵でした。
 後半は大人の学びです。東三国小の教員のみなさんの協議会の様子を取り囲んで見守る光景は前向きな大人の学びの象徴であり、ともに学べていることに感謝していました。協議会では子どものことを丁寧に自分の言葉で語る東三国のみなさんの姿がとても素敵で感動しました。
 そして、いよいよ佐藤学先生の講演!冒頭に研究についてお話されました。
「研究テーマは自分が決める」
「研究教科も自分が決める」
「自分のための研究をする」
教師の研究の成果は、「子どもの事実」のみ!やったつもりの研究は無駄!誰も読まない研究冊子は無駄!無駄なことはせずに、やりがいのある研究をすればいい!と研究の功罪を語られました。
 次に学び合いについて、
「子どもが1人残らず、学びの主人公になる」こと。そのためには、学習中に、「戻し」を入れること。戻すとは、グループにかえしたり、資料にかえしたりすること。
教師の仕事は、「聴くこと」「つなぐこと」「戻すこと」
 「子どもが夢中になっているときには、教師の存在はない!」教師はじゃましない!教師は透明人間であれ!ただし、参加できない子どもや行き詰まったグループは支える。

 最後に印象に残った言葉を紹介します!

「思考は1人でできるが、探究は協同でしかできない」
「教師は教える専門家から学びの専門家に」
「つぶやきと笑顔のあるクラスが最高の学びをしている」
「子どもは『ともに学び合う喜び』を求めている」

 学び続けた4時間でした!佐藤学先生、そして、東三国小学校の校長先生はじめ、教職員のみなさま!ともに学ばせてもらえましたこと感謝します。ありがとうございました。