6年生
- 公開日
- 2020/05/22
- 更新日
- 2020/05/22
学校日記
今日は、「特別の教科 道徳」を学習しました。
「道徳」は、日本で昔から大切にされていきました。
さて、道徳とは、何でしょうか。かんたんに言えば・・・
「自分がよりよく生きるには、どのように生きていけばよいのかを、自分自身を見つめ自分で考える」
ということです。
学校教育においては、「全ての瞬間」に道徳教育を行います。
算数科の授業中にも、給食時間中にも、掃除時間中にも、休み時間にも…
子どもたちは、道徳の学習をしているのです。
「全ての瞬間は、人が生きている瞬間」なのですから、学校教育全体で道徳教育を行うのは至極当然のことです。
このように、学校教育全体、すべての瞬間で行っている道徳教育ですが、近年、いじめ問題等「子どもの生き方」についての課題等がクローズアップされました。
これまで「学校教育全体」で行ってきた道徳教育ですが、「焦点化して行う必要があるのではないか。」と・・・。
この課題を解決する方策とし、道徳が教科化されました。
そう、「特別の教科 道徳」です。
「特別の教科 道徳」では、学習指導要領に挙げられた「内容価値」について、考え議論します。
「内容価値」とは、思いやり、感謝、礼儀、相互理解…等、日本で古来より大切にしてきた価値観のことです。
価値観というものは、人によって「〜だ!!」と決めつけられるものではありません。
一人一人が自分で探求するものです。
「思いやり」ってどういうことだろう…「礼儀」って何だろう…
探求し自分なりの価値観を得、「自分にとって最良の人生」を生きていくのです。
「特別の教科 道徳」の評価が、数値により評価する他教科と異なり「記述式」なのはこのためです。子ども一人一人の道徳的な学びを数値で評価することは、そもそも無理なのですから。
「特別の」と枕詞がつくのは、こういった点で他教科と性格が異なるからです。
本日は、「節度・節制」について考え議論した6年生。
価値観についての洞察は深まりましたか?
「生き方」それは、大人も子どもも一生に渡り探求し続ける、永遠のテーマです。