学校日記

ありがとうの反対は?

公開日
2018/05/21
更新日
2018/05/21

学校日記

平成30年5月21日(月)全校朝会
 4年生が遠足のため、講堂にはポッカリとスペースができていました。今日は子どもたちにいきなり問いかけました。「大好きな日本語ベスト10の第1位は?」正解は「ありがとう」では、「ありがとうの反対の言葉は?」「うとがりあ?」「ごめんなさい」…子どもも大人も考えます。そこで、「漢字で書くとこうなります!」とスクリーンに映し出しました。「有り難う」=「あることが難しい」、「難しいの反対は?」「かんたん!」つまり、「あることが簡単」=「あって当然」=「あ○り○え」!!!もうおわかりになりましたね。「○に入る言葉はなあに?」と聞くと、子どもたちは口々にその答えを伝えていました。そう!ありがとうの反対は、「あたりまえ」です。
 身のまわりには「あたりまえ」だと思うことがたくさんあります。私はミャンマーという国で生活した経験から、日本での「あたりまえ」の「ありがたさ」を痛感したことがたくさんありました。たとえば、「水」や「電気」。蛇口をにひねると、いつでも飲める水が出る日本。スイッチを押すと電気がつき、停電はほとんどしない日本。でも、ミャンマーは違います。水は飲めません!停電は2日続きます!日本では考えられないことが「あたりまえ」に起きるのです。しかし、ミャンマーの人々はそれを受け入れ、その中で生活をしています。いい悪いの話ではありません。夜、布団の中で眠ること、朝、目が覚めること、友達と会うこと、学校に行くこと、・・・「あたりまえ」のようで、それらすべては「奇跡」であり、「ありがたいこと」なのです。私が子どもたちに伝えたかったことは、今、「あたりまえ」にあるものや起きること、すべてに「ありがとう」の気持ちを大切にしてほしい!ということです。子どもたちの真剣な眼差しが印象的でした。