５年生の野外活動２日目の午前中は、今回のメインプログラムであるカッター訓練です。櫂(かい)を手で漕いで進むカッターボートで琵琶湖に漕ぎ出すのです。クラスごとにカッターに乗り込みましたが、みんな初体験。１本８kgもある櫂を２人で操るのに、悪戦苦闘の連続です。なかなかうまく進みません。しかし、習うより慣れよ。だんだんとスピードも出るようになってきました。目指すは４km先の湖上にある白鬚神社の鳥居です。しかし、初めは凪いでいた湖に途中から波が立ち始めました。船酔いする子どもや泣き出す子どもも出ましたが、２艘のカッターとも目的地の鳥居まで漕ぎ着くことができました。まさに、全員が力を合わせた結果です。条件があまりよくない中、がんばって目的地に到達したという経験から、大きなことを学びました。大げさかもしれませんが、これからの人生で辛いことに出会った時に、少しでも役立てばと思います。
　昼からは、湖水浴とザリガニ釣りを楽しみました。どちらも、ふだんはなかなか体験できない遊びです。プールとは違う湖での水泳や入れ食い状態のザリガニ釣りは、とても楽しかったようです。その後、若狭塗箸作りをし、お土産としました。
　夜は、楽しみにしていたキャンプファイヤーです。直前まで強い雨が降っていたので実施が危ぶまれましたが、みんなの願いが天に通じたのか、雨も上がり、予定通り実施することができました。学生時代にキャンプリーダーの経験がある担任２人が、大いに盛り上げてくれました。みんなでゲームをしたり歌を歌ったりして、仲間の絆を深めました。