学校日記

世界の人たちと仲よく −国際理解・多文化共生教育−

公開日
2015/11/19
更新日
2015/11/20

学校行事

 グローバル化する時代を生きる子どもたちにとって、自国の伝統や文化を大切にするとともに、外国の人々や文化を大切にし親善に努めることはとても大切なことで、小学校においても道徳教育の内容として取り上げられています。
 本校にも、さまざまな国や地域につながりのある子どもたちが通っています。本校では、まずそれらの国や地域について理解するところから取り組んでいます。毎週木曜日の児童集会では、朝のあいさつを、日本語、中国語、フランス語、英語で行っています。また、月曜日の児童朝会では、日本語、韓国・朝鮮語、インドネシア語、タガログ語(フィリピン語)であいさつしています。
 11/19(木)の児童集会は、まず4か国語による朝のあいさつからスタートしました。その後、次週の「民族学級20周年記念行事」(本校の「民族学級」は、大阪市の「国際理解教育推進事業」による民族クラブ)で行う全員合唱『アリラン』の練習をしました。『アリラン』は音楽の教科書にも載っている韓国・朝鮮の民謡です。
 続いて、翌日に開催される「住吉区交歓音楽会」に参加する4年生が、そこで歌う『10歳の記念日』という合唱とともに、日本の民謡『八木節』の合奏を披露しました。
 最後に、過日、「中国語弁論大会」に出場し、表彰状をもらった2人を紹介し、中国語で感想を言ってもらいました。
 また、この日の給食メニューは、ビビンバとわかめスープでした。大阪市では、国際理解教育の観点からも、学校給食にエスニックなメニューも提供しています。
 OECD(経済協力開発機構)では、「多様な集団における人間関係形成能力」をキー・コンピテンシー(主要能力)の一つとしています。世界のさまざまな国や地域には、それぞれの歴史と伝統、文化があります。それらのちがいを知って認め合い、尊重し合うことは、これからの社会を生きるための能力の一つなのです。子どもたちがこれらの能力を身に付け、平和で幸福な世の中を築いていってくれればと願います。