阪神淡路大震災から28年
- 公開日
- 2023/01/17
- 更新日
- 2023/01/17
お知らせ
1日1日を大切に生きること と 日常の有難さに感謝
28年前の1月17日午後5時46分。あの大きな地震で6400人を超える人が亡くなりました。
当時私(校長)は、伊丹市立の小学校で6年生を担任していました。週末の金曜日に「また来週ね!」と笑顔で帰っていく児童を見送り、まさか3連休中にこんなことになろうとは…。
幸い、勤めていた学校の児童は全員無事でしたが、お家が全壊のために引っ越しを余儀なくされた6年生が2人いました。毎日友だちと楽しく過ごし、一緒に卒業式を迎えるはずだったのに…
避難所となっていた体育館は、卒業式の1週間前に学校が使えるようになりました。体育館の扉を開けたとき、学校のにおいではなく生活のにおいがしたことが衝撃的だったのを今でも覚えています。
私たちは、明日も命があるものと思って、時には不平不満も言いながら毎日を暮らしています。けれども、阪神淡路大震災を経験し、1日1日を大切に生きること を学びました。併せてコロナ禍を経験することで、当たり前の日常の有難さ を改めて感じています。
これからの時代を生きる子どもたちの「幸せ」を祈るばかりです。
改めてご冥福をお祈りいたします。