４年生は、２・３校時に出前授業を行いました。
　この授業は、スポーツ庁が実施する「アスリート派遣等による体育授業等の充実・高度化の促進事業」（通称：アスリーチ）の一環で、五輪メダリストや元プロ選手などのアスリートが訪問し、体育の授業を行うという企画です。今回の種目は「サッカー」で、講師が元日本代表の李　忠成（り　ただなり）さんでした。
　李さんは、２０１１年のアジアカップ決勝で、勝利を決めるボレーシュートでゴールを決め、一躍、脚光を浴びました。その後も海外でプレーするなど、昨年に引退するまで、輝かしい成績を残されました。
　授業はまず、講堂で自己紹介を含む講話から始まりました。夢や目標についてのお話の中で、「目標は、期限を決めて立てる（期限ある目標）」「（ゲームやプレーは）生で見て、見たものは自分が成功するためのものさしにする（成功のものさし）」という二つの金言をいただきました。
　その後、運動場に出て、実技の練習をしました。サッカーの基礎である、ボールを「運ぶ（ドリブル）」「止める（トラップ）」「蹴る（パス、シュート）」が自然と身に付くような遊び感覚の練習が子どもたちにも大好評で、子どもたちの表情が徐々に緩んでいくのがわかり、とても楽しい雰囲気で授業が進みました。最後はミニゲームで締め、惜しまれつつも授業は終了となりました。あっという間の１時間４５分でした。
　プロアスリートとしての「風格」と、子どもたちに気さくに接する「親しみやすさ」の両面をもった李忠成さん。このような素晴らしい方にコーチングしていただくことができた子どもたちは、本当に貴重な時間を過ごせたことでしょう。これを機に、一人でも多くの子どもたちがサッカーはもちろん、スポーツ自体にもっともっと興味をもってほしいです。
　李さんをはじめスタッフのみなさん、本当にありがとうございました。

※李さんのプレーを見たい方は、明日14日（土）にノエビアスタジアム神戸で開催される槙野智章さんの引退試合「槙野智章 大感謝祭 〜1日限りのワッショイ劇場〜」に出場されます（Amebaで無料放送があるそうです）。詳しくはこちら⇒「https://www.vissel-kobe.co.jp/special/makinotomoaki2024/」
※李さんの「伝説のボレー」を見たい方はこちら⇒「https://www.youtube.com/watch?v=s03_DYp4HMI」