学校日記

地域の学校 大空小 ここにあり ストップ・ザ・台風!

公開日
2014/10/08
更新日
2014/10/08

第9回大空ふれあい運動会

2014年10月5日(日)第9回大空ふれあい運動会
2014年10月7日(火)全校道徳

 
10月5日(日)朝6時45分 我孫子町の駅に着いたとたんに豪雨が降り出し、靴も服もびしょぬれになって学校に着きました。

運動場には水たまりが、テントにもどっさり水がたまっています。だれもが、(やっぱり今日の運動会はできない・・)と思いました。そんな時、教職員がだれからともなく運動場の整備をはじめ、早くから門に並んでくださっていたサポーターたちが、応援に加わって運動場には「おやじたちの姿」がいっぱい!あれよあれよという間に水たまりが消え、走りやすい運動場ができあがりました。(甲子園球場の整備みたい!)

(できるかな・・)と心配しながら登校してきた子どもたちは、「エッ!できるん!」と、やる気満杯のスタートを切りました。
そこからは、一瞬一瞬に自分の力をすべて出し切る子どもの姿があり、その集中力は見事なものでした。

朝の教職員のミーティングで「とにかくできるところまでやる」「無理だと判断した時は『全員教室へ』の一言で素早く子どもを教室に移動させる」と決め、教職員の気合いも子どもに負けない充電完了です。
午後3時頃から雨が降るとの情報で、一日で行う予定のプログラムを半日ですべてやり切りました。
もう、ここまでが限界かなと何度も判断に悩みましたが、それを打ち消すだけの子どものチーム力と大人のチーム力がつながっていました。

お弁当も食べないでお昼を過ぎても子どもたちの集中力は途切れることがありませんでした。
平素の「大空の教育」の積み重ねが、いかに生きて働く力になっているかを確かめることができたかけがえのない、うれしい一日になりました。

計画していたすべてのプログラムを終え、子どもたちがみんなで講堂でお弁当を食べている間に、運動場ではサポーターや地域の人たちみんなが、こちらもあっという間に片づけが終わり、運動場がいつもの姿に戻っていました。
「運動会をやりきる!」目的に、すべての子どもと大人の「思い」と「力」が結集された、まさに「小さな奇跡」を起こした第9回大空ふれあい運動会でした。

「地域の学校 大空小 ここにあり!!」と、大声で叫びたい!

「いつ どこで 何が起きるかわからない。どんな時でも 自分の命は自分が守る。となりの人の命を大切にする。そのための力を 自分から そして 自分らしく学び合う」 そのために、「たった一つの約束」と「4つの力」に、いつも どんなときもこだわり続けてきたことの一つの結果を見たような気がします。

教職員のわたしたちもそうであるように、子どもたちは、サポーターや地域のみなさんから見守っていただき、支えていただいている実感を自然な空気として強く確信しているからこそ、あれだけすべての子どもが一人一人輝いているのです。何より、徒競走やリレーで一番最後になってしまって走っている子が、どの子もどの子も本当に精一杯の笑顔で輝やいていた姿が、そのことを伝えていました。

「自分がつくる運動会」だから「みんなの運動会」がつくられたのですね。
サポーター・地域のみなさん 本当にありがとうございました。

全校道徳で、運動会当日のエンディングセレモニーで言えなかった山ほどの評価を子どもたちに存分に伝えました。      

 校 長  木村 泰子