☆ 始業式 1 ☆
- 公開日
- 2015/08/29
- 更新日
- 2015/08/29
校長室より
8月28日(土)
第2学期始業式を実施しました。次のような話をしました。
『自分の未来を切り開きましょう』
「学校に行って、本を読み、宿題をする。それはただ時間を費やしているだけではない。未来をつくっているのだ。」
これは、パキスタンの少女マララ・ユスフザイさんの言葉です。マララさんは2012年、15歳の時に、女の子にも教育を受ける権利があると訴えたために、女の子には教育はいらないという考え方の人たちに頭を撃たれ、命にかかわるような重傷を負いました。でも、奇跡的に回復したマララさんは昨年、17歳でノーベル平和賞を受賞しました。授賞式のスピーチでは、次のように言っています。
「一人の子ども、一人の教師、一冊の本、そして、一本のペン、それで世界は変えられます。教育こそが、ただ一つの解決策です。エデゥケーション・ファースト(教育を第一に)」
世界中には、「お金がなくて学校が建てられない」、「家が貧しくて学校へ行けない」、「戦争をしていて、学校へ行ける状況じゃない」、「女子には、教育の必要がないと考えられている。」などの原因でみなさんと同じような年齢の子どもたちのうち、約一億人の子どもたちが、学校へ通えていません。
幸いにも、日本は、7歳になったら、小学校に入学し、それから9年間義務教育を受ける権利があります。そのおかげで、皆さんは毎日学校へ通い、勉強をすることができているのです。皆さんの周りには、たくさんの先生がおり、たくさんの本があり、たくさんの鉛筆があります。自分がやる気になれば、いくらでも勉強できる環境があります。今あなたたちがしなければならないことは、勉強です。
もう一度、マララさんの言葉を読みます。
「学校に行って、本を読み、宿題をする。それはただ時間を費やしているだけではない。未来をつくっているのだ。」
自分の未来をつくるために、学校へ来ているのです。2学期が始まりました。自分の未来をどのようにつくっていきますか?
自分の未来について、そして、世界の未来について考えてみましょう。