学校日記

☆桂 福点さんが来てくれました 1 ☆

公開日
2016/11/04
更新日
2016/11/07

校長室より「道徳心・社会性の育成」

11月4日(金)
 四代目 桂福團治門下の十番目のお弟子さんである桂 福点さんが来校してくださいました。「十番目の弟子やから福点(テン)いうねんで。二番目やったらたいへんやった。いっつもおなか痛い言うてなあかん。福痛(ツー)いうてな。」さすがの話術です。ご自身が視力を失うまでのできごと、友だちにからかわれたこと、自分にできることを見つけ出し落語家になろうと志した動機などを笑いを交えながら話してくださいました。「でめきん」とか、「ビー玉」と言われてからかわれた時のことを、「言うてる方はおもろいかもしれんけど、言われてる方はたまらんで〜いややで〜」と話しながら、子どもたちに人をいじめたらあかんというメッセージを送っておられました。また、中学生の時に見えていた方の目も視力を失い、死にたいと思った。でも、先生に励まされたり、友だちに支えられたりして自分にできることを考え、前を向いて生きていけるようになったということを子どもたちにもわかるように話されました。途中ビニルぶくろを何重にも折って目にあててはっきり見えないとはどんな感じなのかを体験したり、アイマスクをつけ白杖を持って歩く体験をしたりしました。また、希望者の中から代表が舞台に上がり「○○、冷蔵庫から何かとったやろ」「ジュースやで」「こらー(コーラ)」というような小噺をする体験をしました。