学校日記

☆児童朝会を実施しました☆

公開日
2018/06/25
更新日
2018/06/25

お知らせ

6月25日(月)
 今日は月曜日、児童朝会を実施しました。
 次のような話をしました。

 校長室に50匹いたヤゴも後2匹になりました。玄関にヤゴからトンボになる様子を記録した写真を貼っていますが、見ましたか?ヤゴの殻から抜け出したときは、白くて丸みのある羽が、少し時間が経つと、色は白いままですが少しずつ長くなってきていますね。そして、さらに時間が経つとだんだんとトンボらしい羽になっていきます。今トンボの羽のふしぎを研究して人間に役立つものを作ろうという研究が盛んに行われています。たとえば、宇宙ステーションの部屋作り。宇宙に建物を作ろうと思っても地球でのようにトラックやコンクリートミキサー車のようなものは使えません。ロケットに積むものはできるだけ、軽くて、かさの低いものがいいのです。そこで、トンボの羽が時間とともにドンドン広がっていく仕組みを宇宙ステーションに使えないか研究されています。ヤゴの時は、羽が山折りと谷折りになり、うまくたたまれています。トンボになるときに羽にある血管のようなものに人間の血液のようなものがゆっくりと流れだんだん羽が広がっていきます。その仕組みを使って実際に宇宙で部屋が作られているそうです。そのほかにも、風力発電の羽にも活用できないか研究されています。
 このように、生き物の優れた仕組みを身の回りの物づくりに生かしていることは前にも話しました。たとえば、マジックテープは「ひっつきむし」と言われる植物でしたね。ヤモリの足の裏を調べて強力にくっつくテープも発明されています。皆さんも、身の回りの生物の特徴をよく眺めて何か役立つものを発明できると楽しいですね。