2月18日（月）
　児童朝会を実施しました。今日は次のような話をしました。
　
　先週、ニュースを見ていると、「50頭を超えるホッキョクグマが、ロシアの一番北の北極に近い島に現れ、ごみ箱の中の物を食べたり、人間の住む家に入り込んだりし住民が困っている。」と言うことが報道されていました。原因は地球温暖化だと言っていました。　
　地球が温暖化するとどうしてホッキョクグマが町に現れるのでしょう？実はホッキョクグマは、氷の上に住んでいて、時折、息継ぎのために氷の隙間から顔を出すアシカやイルカなどを捕まえて食べるのだそうです。ところが地球が暖かくなってきて氷が解けだしているので居場所が狭くなり、町に現れたのです。ホッキョクグマが町を歩き出したら私たち人間は困ります。でも、ホッキョクグマが悪いのではないと思います。ホッキョクグマも生きていくために一生懸命なのです。
　地球温暖化の原因は私たち人間が出すたくさんの二酸化炭素です。たとえば、家では、エアコン、冷蔵庫、テレビ、照明器具などを使うために多くの電気が要ります。電気を作るときにたくさんの二酸化炭素が出ます。屋根の上に太陽の光を使って電気を起こす太陽電池を置けば、私たちが出す二酸化炭素の量を減らすことができます。でも、これはすぐにはできません。それなら、私たちにもすぐできることはないでしょうか？お家で誰も見ていないのに、テレビがついたままになっているということはありませんか？（ある、ある。と言う返事をする子どもが結構いました。）学校では、体育や図書室に行って誰もいないのに、教室に電気がついていたり、エアコンがついたままになっていたりということはありませんか？また、だれもいないトイレや明るい廊下に電気がついたままになっているのを見たことがありませんか？これらのことは私たちが気を付けることで使う電気の量を減らすことができます。そのことで、二酸化炭素の量を減らすことができます。
　今、玄関に、地球温暖化防止のポスターが貼ってあります。その横に、動物たちの写真とともに心に残る言葉が書かれているポスターも貼られています。今日中にこれらのポスターを見てみましょう。そして、地球温暖化を止めるために私たちができることを是非考えてほしいと思います。